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3月29日の新月から新時代の幕開け:牡羊座新月日食が示す2025-2028年の社会変化

2025年新月から2028年までの予想
牡羊座新月日食の詳細インフォグラフィック

牡羊座新月日食

2025年3月29日
「新時代の幕開け:牡羊座新月日食が示す2025-2028年の社会変化」

今回の牡羊座新月日食の特徴

北ヨーロッパで観測可能なこの日食は、春分が明けた後の新たなスタートを象徴します。太陽と月がコンジャンクション(合)の状態で、6ハウス(または5ハウスの終わり)で発生します。アセンダントはさそり座となり、「動かない現実を変えたい」という変容の欲求を表しています。

この新月日食には、二つの対照的なエネルギーが共存しており、それぞれが独自のメッセージを持っています。初動と変革のエネルギーと、完成と整理のエネルギーの両方が同時に働く稀有な時期です。

二つの対照的なエネルギー

①牡羊座の初動と情熱のエネルギー

  • 古い象徴を引き継ぎつつ新しいものに変える – 魚座から牡羊座へのエネルギーの移行は連続的
  • 純粋なエネルギーの爆発 – パッション、情熱、大胆さ、勇気を象徴
  • 理解されることへの固執なし – 人に理解されたいという欲求や人を洗脳したいという欲求は持たない
  • スタートであってゴールではない – 結果を急ぐよりプロセスを大切に
  • 水瓶座の冥王星と双子座の木星が応援 – このエネルギーを後押しする強力なサポート

このエネルギーは「火」のように燃え上がり、衝動的で理屈では説明できない力を持っています。何かに反対されればされるほど燃えてくる特性があります。

②完成度を目指す三天体のエネルギー

  • 牡牛座の天王星(24度) – 「大きく手入れの行き届いた公園」のサビアン、淘汰(不要なものを整理する)
  • 魚座の土星(24度) – 後半度数で完成に近い、内面と現実世界の両方を整える
  • 蟹座の火星(22度) – 「文学会の集り」のサビアン、現在の社会環境への評価と問題提起
  • 小三角形の形成 – これら3つの天体が小三角形を形成し、調和的な関係に
  • 金星と水星の逆行も影響 – より複雑な様相を加える

このエネルギーは現状に対する批判的な視点と、より理想的な状態への整理・統合を求めています。成熟した牡牛座、魚座、蟹座の特質を目指しています。

「火」のエネルギーとは

牡羊座の新月が表す「火」のエネルギーについて、トランスクリプトでは以下のように説明されています:

  • 「火が入った」という感覚は分かりやすく感じ取れる
  • 家の真ん中に炉があるように、人の中にも「火」がある
  • 誰かが火をつけてくれることもあれば、自分の中から湧いてくることもある
  • 火がついたら、それを何かに活用しようという具体的な行動が湧いてくる
  • 「反対されればされるほど燃えてくる」性質を持つ
  • 冷めた意見や批判によって消されるのではなく、むしろ燃え上がることがある

この「火」のエネルギーは、純粋で理屈では説明できない衝動です。特に初期度数の牡羊座のエネルギーは「分かっているけど止められない」という性質を持ちます。

衝動を感じるには

「火」のエネルギーや衝動に気づく方法として、以下のアプローチが提案されています:

  • 頭で考えすぎずに、むしろ「無」の状態でいる
  • 自分の怒りや不満にも注目する(特に「ふざけんな」と感じる瞬間)
  • 「なんでわかんねんだろう」という周囲への苛立ちも衝動の源になり得る
  • 敵が増えれば増えるほど燃えてくるエネルギーに気づく
  • 「理解されないことがむしろ燃えます」という感覚を活かす
  • 「みんなが気づいていないこと」「変えなければならないこと」への情熱を大切にする

初期度数のエネルギーは共感よりも独自性を求める傾向があり、むしろ一人で立ち上がる力を持っています。

天王星
牡牛座
土星
魚座
火星
蟹座

主なアスペクト(天体間の角度関係)

MCの獅子座とのトライン

獅子座のMC(8度)が「人の要求には答えない」という純粋な自己表現のエネルギーを持ち、牡羊座の新月とトラインの関係を形成しています。

木星と冥王星のセックスタイル

木星とオーブ6度、冥王星とオーブ6度程度のセックスタイルがあり、変化と拡大のエネルギーをサポートしています。

牡牛座天王星・魚座土星・蟹座火星の小三角形

非常にタイトな小三角形を形成し、整理と完成のエネルギーをもたらしています。

牡羊座9度のサビアン

「古い象徴に対する新しい形を教える男」

牡羊座9度は第2グループの完成形に近く(サビアンでは10度)、牡羊座として感受性を作るという目的が完成に近い段階にあります。

解釈のポイント

  • 「古い象徴」とは魚座の海王星、土星、金星、逆行中の水星が持つエネルギーを指します
  • 牡羊座の日食は、古いものを次に変えようとしているメッセージを持っています
  • 魚座から牡羊座へのエネルギーの移行はブチッと切れるわけではなく、連続しています
  • この連続性は2024年度の出来事であり、海王星から見れば165年間のサイクル、土星から見れば30年間のサイクルの一部です

獅子座MC(8度)の意味

  • 獅子座の前半を完成化させようとしています
  • 「人の要求には答えない」というエネルギーを持っています
  • 自分が表現したいものだけを純粋に表現する芸術のようなイメージです
  • 評価を気にせず、純粋なエネルギーを爆発させることを示唆しています

現在の社会状況との関連

🌊
水瓶座の時代の変化

水瓶座の時代においては、上から世界を変えていくのではなく、下から突き上げていく力が重要になります。水瓶座は民衆を表し、一人一人が自分の立場で行動することが社会変革につながります。

「上を変えなきゃダメ」という発想をやめ、自分たちの足元から変えていく姿勢が求められています。

🐟
魚座の海王星の最後の影響

現在の「腐っている」と感じられる社会状況は、魚座の海王星の最後の影響と見ることができます。これは溶けて消え去り、新しいものが生まれる過程です。

既存の権力構造から新しいリーダーが現れるのではなく、民衆からの初動で変化が起こっていきます。

👥
民衆の力とデモの意義

世界中で起きているデモや抗議活動は、このエネルギーの表れです。一人一人が職場や立場で動くことで、全体が変わる可能性があります。

例として、日本での農民一揆(3月30日にトラクターが東京に出る計画)のような動きも象徴的な意味を持ちます。また、内部告発者のように組織の内部から変革を起こす動きも6ハウス(職場)のエネルギーを反映しています。

牡羊座9度のサビアンシンボル

「古い象徴に対する新しい形を教える男」

このサビアンは、牡羊座の感受性を作るという目的が完成に近い段階を示しています。古いものを捨てるのではなく、新しい形に変換していくという移行期のメッセージを持っています。

日食の影響期間と今後の展望

日食直後からの6ヶ月間

日食のエネルギーは約6ヶ月間影響し続けます。初動として始まった行動や変化が、6ヶ月後に結果として現れる可能性があります。この期間は「火」のエネルギーが強く、純粋な衝動に従って行動することが大切です。

牡羊座海王星の動き

牡羊座の海王星は初期度数(1〜3度)で強烈なエネルギーを持ちますが、進んだり戻ったりを繰り返します。この境目での強烈なエネルギーの中では、安心や安定を求めるよりも、変化を受け入れる柔軟性が重要です。

今後3年間のプロセス

マグマのようなエネルギーが出ては消え、出ては消えを繰り返す期間となります。焦らず、衝動に従って行動し、違ったと感じたらやめ、また新たに始めるという柔軟な姿勢が大切です。

牡牛座土星の時期(約3年後)

真に形になり「これが新しい時代なんだ」と理解できる時期です。それまでは試行錯誤の連続で、どの動きや組織が残るのかはまだ分からない状態です。3年後に良いタイミングで底力を発揮できれば素晴らしい結果につながります。

衝動と初動の活かし方

  1. 純粋な衝動に気づく - 初期度数のエネルギーは意図ではなく自然な衝動から来ます。頭で考えたものではなく、純粋性があり、不思議なところから突然やってくることがあります。
  2. 「分かっているけど止められない」を信じる - 理屈では説明できない行動の衝動を信頼しましょう。自分のためではなく、何か大きな流れに導かれているような感覚です。
  3. 焦らず待つ - 衝動が来るのを待ち、無の状態でいることも大切です。自分の頭で考えると「今までの自分」の枠を超えられません。
  4. 職場や日常で小さな変革を - 6ハウスのエネルギーは日常や職場での改善を示唆しています。自分の立場でできる小さな変化から始めることが大きな流れを作ります。
  5. 結果に一喜一憂しない - これはスタートであってゴールではありません。プロセスを大切にし、結果を焦らないことが重要です。

この牡羊座新月日食の本質

この日食は、古いものと新しいものの境目に立つ特別な時期を表しています。純粋なエネルギーの衝動と、成熟した整理のエネルギーが共存し、社会の変革を促しています。

個人レベルでは、自分の中の「火」のエネルギー、理屈では説明できない衝動に気づき、それに従ってみることが重要です。すぐに結果が出なくても、約3年かけて本当の形になっていくプロセスを信頼しましょう。

社会レベルでは、上からの変革ではなく、一人一人が自分の立場で行動することで下から変化を起こしていく時代です。水瓶座の時代のエネルギーに合わせ、集合的な力で新しい道を切り開いていくことになるでしょう。

アセンダント(上昇宮)

東の地平線上に昇ってくる星座で、その人の第一印象や外見、行動様式の基本を表します。今回はさそり座がアセンダントとなっており、「動かない現実を変えたい」「重い岩をどかしたい」という変容の欲求を持っています。

ハウス(星座の家)

ホロスコープを12の区域に分けたもので、それぞれ人生の異なる分野を表します。今回の新月日食は6ハウス(または5ハウスの終わり)で発生しています。

  • 5ハウス:創造性、自己表現、子供、恋愛、レジャー
  • 6ハウス:仕事、日常業務、健康、サービス、改善

6ハウスで日食が起こることは、職場や仕事の領域での変革、改善が重要なテーマになることを示唆しています。「やってみてから改善する」というプロセスが鍵となります。

コンジャンクション(合)

二つの天体が同じ位置にあるアスペクト(角度関係)です。今回は太陽と月がコンジャンクションしており、新月を形成しています。新月日食は、月が太陽と地球の間に入ることで太陽が隠れる現象です。

トライン(120度)

二つの天体が約120度の角度にあるアスペクトで、調和と流れの良さを表します。今回は牡羊座の新月と獅子座のMCがトラインの関係にあり、互いのエネルギーが調和的に働いています。

サビアンシンボル

黄道360度の各1度ごとに与えられた象徴的イメージを指します。占星術師のマーク・エドモンド・ジョーンズとエラ・ホイーラーによって作られたシステムで、各度数のより深い意味を理解するために用いられます。

MC(ミッドヘブン)

天頂に最も近い黄道上の点で、社会的地位、キャリア、公的イメージを表します。10ハウスの始まりの点でもあります。

小三角形(小三角)

三つの天体が三角形を形成するアスペクトパターンで、調和と流れの良さを表します。今回は牡牛座の天王星(24度)、魚座の土星(24度)、蟹座の火星(22度)が小三角形を形成しています。

初期度数

星座の最初の数度(約1〜3度)を指します。初期度数では、その星座のエネルギーが純粋で強烈な形で表れ、衝動的な性質を持ちます。理屈よりも本能的な力が強く働きます。

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